2009年10月22日木曜日

お金にだらしない国

諸事繁忙なうちに、いろいろ深く考えたいニュースが沢山あった。
そのうちの一つで既に旧聞に属するものではあるが、
2010年度の概算要求も固まってきたらしく、90兆円超になるらしい。

選挙前に喧伝したマニフェストをきちんと遂行しようとする姿勢は評価できるが、
税収40兆円で90兆円以上を支出するって、どうなんだろう。
国債を発行して資金調達するしかない訳だけど、結局それって借金ですよね?
日本国債はほとんど日本人(及び法人)が買ってるから問題ない、とかいう話もきくけど、
どんな長期でも(20年とか30年とか)償還(払い戻し)の時は来る訳で、
その時に新たな引き受け手がいるんだろうか?
海外では有力経済誌ですら「日本はほぼデフォルト(破綻)してるようなもの」と言う位だし、
現状の金利1.5%くらいじゃ外国の人は誰も日本に金を貸してくれないだろう。

最終的には、まじめに返済するかインフレを起こすかにならざるを得ない。
返済するには、支出(例え必要な公的補助などであっても)を減らして、収入を上げて(増税)
ちまちまと健全な形に戻していくしかないですね。
踏み倒すには、ハイパーインフレ起こして100兆円の借金の実質価値を落とすしかない。
ジンバブエで起こったみたいに、ランチ一食500万円とかにすれば、100兆円の借金も
100万円くらいになるから返済も簡単。

まさかそんなことにはならないでしょ、と自分でも考えてるけど、
新旧問わず歴史を振り返れば当時の人からすればまさかの連続で、
振り返ってみると当然の帰結のように見えることなんて腐るほどある。
あまり可能性を過小評価しない方がいい。

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