2009年12月22日火曜日

電車が遅れたら・・・

電車で通勤していて、駅ではないところに急停車、何事かと思ったら
車内放送で「人身事故の発生により、急停車致しました・・・・・」

何か最近事故が多いな、とは何となく感じていましたが、下記記事によると
2008年度の鉄道の長時間停車は4万件超で、そのうち2万件が自殺によるものだそうな。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091222-OYT1T00039.htm
この記事の中の表を見ると、全体の遅延本数は順当に増加中で、主な変動要因は自然災害と自殺。
自然災害は当然年によって被害の大小があるけど、自殺は2004年を除いては順調に増加している。
個人的には、置石などがそれなりの件数を占めているのにちょっとびっくり。

でも、日本の自殺者って3万人くらいだったと思うけど、そのうち2万人が鉄道ってこと?
もっとも、自殺者数もWHOの統計方法に従うと10万に膨れ上がるらしいけども。
衝動的な自殺に関しては、ホームに柵を設置するとかで簡単に減らせそうな気がする。
どうしても自殺しよう、って人はそういう受動的な防止策では止めようがないけども。

どういう経緯を経て自殺という手段を選んでしまうのかは分からないけど、
手痛い失敗や敗北からも再スタートできるような社会にしたいですね。
そう言えば、「再チャレンジ」を一つの政策目標にしてた内閣もあったっけ・・・。
制度や法律よりも、皆が他人に寛容さを発揮できるようになって欲しいもんです。

2009年12月17日木曜日

EURUSD レンジブレイク

添付チャートの通り、EURUSDがレンジを下にブレイクしました。
年末の東京時間ということで、まだ瞬間的なダマシの可能性もありますが、
まずは目に見えるチャートと現実に下落しているプライスを受け入れないといけません。



しかし、今回もEUR下落の要因として囃されているのはギリシャ、オーストリアなどのソブリンリスク。
やはり格差のある連合体だと注目の集まる場所次第でセンチメントが変わるもんですね。
米国も状況の良い州、悪い州で考えたらEUと変わらないような感じだけど。
とにもかくにも、やっぱりマーケットが動くのは面白いですね!

2009年12月5日土曜日

米国雇用統計の結果

月に一度の米国雇用統計は、予想外の好結果だった。

米国失業率-11月 事前予想10.2%、結果10.0%
非農業部門雇用者数変化-11月事前予想 -12.5万人、結果 -1.1万人

それを受けてドル円は大幅上昇。
12月の薄いマーケット、ショートカバーもあって2円程度上昇した。
問題はこれから。雇用環境の目に見える改善→金利上昇への先走り期待が強ければ、
下落チャンネルを突破して上昇する可能性もある。
JPY側になんら強い材料が見えないことも追い風だ。
取りあえず、円高還元セールやってる企業はもうひっこめないといけなくなりますな。

2009年12月4日金曜日

ドラクエの世界の事情

くだらないことをまじめに考えてみたくなったので、
ゲーム世界の内実についてあれこれつまらない妄想を働かせてみる。

誰もが知っているRPGドラクエ。その世界を旅していて、不思議に思ったことはないだろうか?
彼らの世界では、物語終盤の町では宿屋が一泊ひとり100ゴールドしかしないのに、
武器・防具の値段がひとつで3万ゴールドとか6万ゴールドとか平気でする。
一方で、物語が始まったばかりの時点で訪れる町では、こんぼうやどうのつるぎなんかが
100ゴールド前後くらいで買えて、宿屋は一泊ひとり10ゴールドもしない。

どう考えても価格の比率がおかしい。とは言え、高いのは武器・防具だけで、
薬草、毒消し草などの日用品(?)は固定価格でどこでも値段は変わらない。
これは理不尽な価格設定だ、こんな億ションみたいな武器や防具だれが買うんだと最初感じたが、
この武器・防具の価格にはある付加価値があるのでは?と考えてみることにした。
実は、これらの異常に高価な武具は生命保険の原始的な形として取引されているのではないだろうか。
彼らの世界には、地震、洪水、飢饉などの自然災害以外に凶悪で人間に敵意を持ったモンスターがいる。
現実に考えてみれば、郊外に出たら野生の飢えた虎がごろごろいるようなものだ。
そうした直接的な生命の脅威がある以上、証書だけで信用に基づく金融商品としての保険は危険過ぎる。
そんな形式では、べらぼうな高率でなければ引き受け手が現れないだろう。
誰もがいつでも不可避な暴力に晒される環境で、誰が安定的に長生きできると予断を持てるだろう?
それに、死因などを科学的に特定、解明することも恐らく出来そうにない以上、
モンスターの仕業に見せかけて被保険者を殺す、なんていうことも簡単に出来てしまう筈だ。

それゆえ、武器・防具を生命、身の安全を保証するものという価値を含めて販売しているのではないだろうか。
当然性能の良いもの、特殊な効果のあるものは高く取引され、性能の低いもの、汎用品は安く取引される。
また、脅威の少ない(モンスターの弱い)地域では、必然的に低性能だが安価な商品が流通することになる。
被保険者は現物で武器・防具を受け取る訳だから、現金が必要になったらすぐに売りさばけばいい。
半額(たしかドラクエ5くらいから6掛けくらいで売れたような?)でなら確実に売れる。
貯蓄として使うことは出来ないが、満期とか加齢による料率の値上がりを気にする必要もない。
国や住んでいる地域がモンスター(又は自然災害)で滅亡しても、それらの武具を身につけていれば、
次に落ち延びていった先での再起の元手にすることもできる。

恐らく、国営の鋳造所で造られたものが武器屋、防具屋に並んで、卸値と製造コストの差は国庫に入っているのだろう。
もちろん、国営鋳造所から武器、防具を仕入れない店に対しては、それなりの税金を課す。
あんな不安定な世界で武器・防具以外の貿易や商取引が活発に行われるとも思えないし、
城の王様や貴族の生活、兵士の給料、教会の運営費なんかはそうした税金で賄われているのだろう。

でも、一体誰があのとんでもない値段の武器・防具を買えるのか?
王侯貴族が購入するであろうことは想像にかたくないが、一般人にはとても手が出ないのでは?
いや、あれで儲けた武器屋、防具屋が町で散財して皆に富の再配分をしているのだ。
宿屋でも一泊100ゴールドじゃなくて、デラックススイート(画面上にはそんな部屋はないが)一泊5,000ゴールドとかに泊まったり、
道具屋で秘伝の薬草500ゴールドとか派手な服とかを買うのだ。
それで儲けた宿屋、道具屋が保険商品として武器を買う、という循環でなりたっているのではなかろうか。

ついでに思いついたが、「ゴールド」というのも通貨の単位ではなく正にゴールド、金を意味するのではないか?
つまり、1ゴールド分の各国通貨あるいはそれに相当する貴金属、物品などで買い物しているのでは?
これだけ広大な世界で、交通手段も通信手段も整備されていないと来れば、通貨も度量衡も違うだろう。
そんななか普遍的な価値があるものとすれば、貴金属、なかんずく金だろう。
ドラクエの世界も妄想を働かせてみれば、いろいろ面白いもんだ。

*尚、自分はまともにぷれいしたのはドラクエ5までです。6はうろ覚えです・・・。
シリーズの中では4が最高傑作と信じて疑っていない少数派でもあります。

2009年12月2日水曜日

USD LIBOR 2009年11月

11月もべたなぎの中、ちょびりちょびりと金利は低下していった。
11月の最終日にドバイ関連の問題がおきたものの、12月になってからの推移をみても
LIBORは全くと言っていいほど変化していない。