2010年1月14日木曜日

この地球は誰のため?

中学生か高校生くらいの多感な頃に、深刻な環境問題の写真を見て色々考えた結果、
「人間がいなくなれば地球はまた美しくなるし、動物たちの楽園に戻るんだ!」
なんていう身も蓋もない結論に至った経験のある方もいるだろう。
それを公の場で言ってしまう行政府の最高指導者がいる国、それが日本です。

「地球から見れば、人間がいなくなるのが一番優しい」鳩山首相
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100114/plc1001141701010-n1.htm

こういうこと内心思うのはいいと思う。なんたって事実だし。
しかしそれを公の場で言うかねぇ・・・・宇宙人って言うか、イタイ人ですねぇ。
今頃2chとかでは「じゃぁまずお前からいなくなれ」とか言われてるんだろなぁ。

ただ、何のCMかは忘れたけども、人間による環境汚染で具合悪そうにしている地球に対して、
太陽系の惑星がそれぞれ労りの声をかける、というのをTVで見かけた。
しかし、空気が汚れて地球が苦しいなんて誰が言ったのか。苦しいのは動物だけで、地球は何ともない。
気温が過剰に上がろうが下がろうが、海や空気が汚れようが、結局我々が苦しむだけで地球には何てことはない。
現状の様に、自分と関係ない生き物(特別好きでもない動物や関わりのない国の人間含む)や
地球なんていう生きてもいないもののために、なんて言ってたら、何らかの実利、経済合理性がなければ、
悪化の速度が鈍化することはあっても良くなる流れにシフトすることはなく、このまま汚染、破壊が進むのだろう。
さもなくば、環境の良い先進国の大半の人間ですら、深刻な環境破壊の被害を病気や事故という形で
身をもって感じるまで、状況は変わらないんだろう。

ついつられて青臭いことを言ってしまいました。
ま、エコポイントなんて言ってるうちは、ぶっちゃけ環境問題も気にするほどのことではないってことだよね。
でも、真面目に考えて良いものの前借という意味では、我々の生活する環境を犠牲にして生活するってことは、
国に返せる見込みのない借金を刷らせて、将来世代に負担を押し付けることと一緒なのかもしれない。
やっぱり知恵ある(とされている)ヒト科の一員として、そういうのはいかんよね。
出来ることからやってきましょう、とありきたりな結論になりました。

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