2009年7月28日火曜日

事故らない車

突然だが、自分は車の運転が好きではない。一応18で普通免許は取ったものの、ほとんど運転せず、
引っ越して自家用車もない今は年に一回運転するかしないか程度だ。
理由は、①道に迷ったら困る、②ガソリン切れが心配、③事故が心配という三点だ。
①はカーナビのおかげでほぼ解消された。②の解消を期待するのは当面難しそうだが、
③は解消のための技術が確立しつつあるようだ。それに関わるニュースを紹介します。


「ぶつからないクルマ」日産が2011年に米市場に投入へ
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090724/biz0907240101002-n1.htm
>車載センサーが接近車両を検知すると、ブレーキが自動的に作動し、衝突を回避する。
>コスト面での課題があり、当面は高級車への搭載が中心となるが、
>コスト引き下げを進めることで小型車など搭載車種を拡充していく考えだ。


先日一年ぶりに妻と車に乗っている時に、コンピューター制御の完全自動運転の車だけになったら、
交通事故も渋滞もなくなるから非常に快適でランニングコストの低い社会になるね、という話をした。
人為的原因による事故は理論上は完全になくなり、交通法規違反もできなくなるから、
交通警察をかなりの規模で削減することが可能だ。運転免許ももっと簡略なもので大丈夫だろう。
自然災害等の事態を除けば、渋滞もなくなるから車でも到着時間がはっきり分かるようになるし、
燃料を効率的に使えるようになる。
保険も運転者が個別にかけるのでなく、自動車会社がまとめてかける形にすればいい。
ただ、自動車会社が免責にしたがるリスク(自然災害とか暴動とか)に関しては、
個人でかけられる保険商品があってもいいかもしれない。


とまぁ夢のような話を並べてみたが、技術に無知故にやや過信ぎみの自分とは逆に、
妻からは運転を完全に機械任せにするのはちょっと怖い、という意見があった。
確かに、完璧な技術だと保証されても、機械に任せっきりにするのは今は少し怖い。
また、機能の信頼云々以前に運転好きな人は自分で運転したいと思うだろう。
まずは前述の要件を満たせる技術が確立するのを待たなければならないが、
毎年6000人程度が死亡している現状と諸々の社会的コストを考えれば、
自分で運転したい人はサーキットみたいなものを作ってそこに行ってもらえればよい。

いずれにせよ、こういう夢(妄想)を広げられる技術ってのはいいですな。
どこを向いても暗い話題が多いので、たまにはこんな話もないとね。

0 件のコメント:

コメントを投稿